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そんなに急いでどこへ行く、先は地獄か煉獄か?の巻 [折々散歩]

一昔前「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」という交通標語が流行りました。
昭和48(1973)年の全国交通安全運動の標語募集で総理大臣賞を受けた、高知県土佐署のお巡りさんだった岡本定之助さんの作品だそうです。
現在開催中の国会、捏造データにもとづいた「働かせ改革」法案に加えて、「IR」とオシャレなお化粧で飾ったバクチ解禁法案まで、会期延長してまで成立を急いでいます。そんなに急いでどこへ行く??と疑問は募ります。
アベさん、今通常国会を「働き方改革国会」と位置づけてきただけに、森友・加計をはじめ自分の不始末への追及で国会が明け暮れて、目玉法案を成立させられなかったときては、面目も立たず、秋に予定される総裁繊維も不利に働くとの計算から、なりふり構わず強行をはかろうとしているとの、評論家の皆様の指摘は、まったくさもありなんと合点できます。
でも、自民党内や支持者層にも反対の意見が根強いというカジノ(賭博場)法案を、なぜこんなに頑なに成立を急ぐのか,正直のところ疑問でした。
が、「リテラ」のこの記事は、見事にその謎を解いてくれました。
働き方改革は今国会の目玉
安倍首相「カジノ法案」強行の背景にトランプの意向! 日米首脳会談に米カジノ企業トップ3人が同席

このカジノ法案は、刑法で禁じられている賭博場であるカジノを合法化して解禁させようというもの。安倍首相はこの法案について「観光立国の実現に向け、世界中から観光客を集める滞在型観光を推進する」と喧伝するが、自治体調査ではカジノ入場者の7〜8割が日本人と想定されており、ギャンブル依存症患者の増加が医師や専門家からも懸念が示されている。さらに、今回の法案では、「特定資金貸付業務」というカジノ事業者が客に賭け金を貸し付けることを認めており、多重債務者の増加も心配されているのだ。
(中略)
「とにかく今国会でカジノ法案を成立させる──。安倍首相がここまで血道を上げる理由は、一体何なのか。じつは、カジノ法案の背景には、トランプ大統領と米国カジノ企業の意向があった。
 昨年2月、安倍総理がトランプ大統領との初の首脳会談をおこなった日の朝食会には、米国カジノ企業のトップ3人が出席していました。そのうちのひとりは、トランプ大統領の最大の支援者であります。安倍総理はその場で『カジノ推進の法律をつくった』と紹介しました。まさにカジノ企業の要求に応えるものでした」
 昨日の衆院本会議でこんな指摘をしたのは共産党の塩川鉄也議員。
 安倍首相が米国カジノ企業トップと会合をもっていた──。じつは、この朝食会は、全米商工会議所と米日経済協議会の共催でおこなわれたもので、ラスベガス・サンズの会長兼CEOやMGMリゾーツの会長兼CEO、シーザーズ・エンターテイメントのCEOなどが参加していた。そもそも、米日経済協議会は安倍政権に対して2016年の段階からカジノ法案の制定を要求しており、安倍首相が朝食会で会った企業の首脳たちはいずれも日本へのカジノ進出を狙っている。
 安倍首相がこのとき陳情を受けたことは間違いないだろう。
 しかも、安倍首相にカジノ解禁を迫り、牽引してきたのは、トランプ大統領だ。昨年6月10日付の日本経済新聞には、こんなレポートが掲載されている。
〈「シンゾウ、こういった企業を知っているか」。米国で開いた2月の日米首脳会談。トランプ大統領は安倍晋三首相にほほ笑みかけた。日本が取り組むIRの整備推進方針を歓迎したうえで、米ラスベガス・サンズ、米MGMリゾーツなどの娯楽企業を列挙した。政府関係者によると首相は聞き置く姿勢だったが、隣の側近にすかさず企業名のメモを取らせた〉
 トランプの話に「へいへい」と前のめりで御用聞きに成り下がる安倍首相と側近の姿が目に浮かぶエピソードだ。
(中略)
さらに、安倍首相がカジノ解禁に突き進む理由はもう一つある。安倍首相は、カジノ進出を狙うセガサミーホールディングス会長の里見治氏と“蜜月関係”にあるからだ。
 セガサミーといえばパチンコ・パチスロ最大手の企業だが、2012年に韓国のカジノ企業と合弁会社を設立し、昨年4月には韓国・仁川に大型カジノリゾートをオープン。カジノが解禁されれば、その恩恵を大きく受ける企業だ。実際、セガサミーは五輪東京招致のオフィシャルパートナーとなり、政界の“五輪開催のタイミングでカジノ合法化へ”という動きのなかでカジノ利権の主導権を握ろうと存在感を高めてきた。そうしたなかで、セガサミーは国内カジノ利権の主導権を握るため政界工作をおこなってきたと言われている。
 そして、カジノ解禁に向けて里見会長が目をつけたのは、安倍首相その人だった。
 ふたりの出会いは第一次安倍政権時だと見られ、2007年1月30日には赤坂の全日空ホテルで安倍首相と里見会長は会食をおこなっている。さらに政権交代によって下野してからは、さらにふたりの関係は密になったという。
(中略)
また、2015年1月には里見会長の自宅に銃弾が撃ち込まれるという発砲事件が起こったが、このときこぞって週刊誌が“カジノ利権の争いが事件の背後にあるのでは”と書き立てた。
(中略)
もともと安倍首相はパチンコ企業との癒着が指摘され続けてきた人物。父・晋太郎の時代から福岡、山口で多くのパチンコ店を経営する七洋物産は地元の有力スポンサーであり、安倍家は下関市の広大な自宅と事務所を同社の子会社であるパチンコ業者・東洋エンタープライズから格安で賃借。さらに自宅のほうは1990年に所有権が同社から晋太郎に移り、それを安倍首相が相続。地元では「パチンコ御殿」と呼ばれているというが、里見会長との蜜月の前からパチンコ業界との“下地”はこうしてつくられていたのだ。
 このように安倍首相にとっては、カジノ解禁は支持者に利権をばらまくために必ず実行しなければならない宿願であり、いまはそこに“親分”であるトランプ大統領までがその背中を押している状態にある、というわけだ。だが、カジノ法案は前述したようにギャンブル依存という重大な問題を孕むだけでなく、反社会的勢力の温床になる危険性も指摘されている。だいたい、“誰かが必ず金を巻きあげられる”という不公平な仕組みを国が公認し、「成長戦略」にしようと目論むこと自体が社会的公正にもとる行為だ。
引用だらけの記事で申し訳ありませんが、緊急性に鑑みて、カクサンしたい思いで一杯です。
こんなに急いでどこへ行こうというのでしょう?
その先には、亡国と破滅の未来が待ち受けていることは火を見るよりも明らかです。ギャンブル沼に陥って、本人自身と家族が、地獄の責め苦にさいなまれる不幸は、決して見知らぬ他人の運命とは言いきれないのです。。
ウィキペディアには「地獄」について、つぎのような記事を掲載しています。
仏教
詳細は「地獄 (仏教)」を参照
六道の最下層。閻魔の審判に基づいて様々な責め苦を受けるとされる世界。対比されるべきは、本来なら六道の最上層・天界のはずだが、実際には、成仏した者が行く六道のいずれでもない浄土(浄土は数多くあり、極楽はその一つ)と対比させられることが多い。
キリスト教
詳細は「地獄 (キリスト教)」を参照
一般的に、死後の刑罰の場所または状態、霊魂が神の怒りに服する場所とされる。しかし、キリスト教の教派により、地獄の概念や解釈は多少異なる。
反語は「天国」である。
イスラム教
「ジャハンナム」と呼ばれる。世界の終末に際しての審判において、不信心者や悪事を成した者が灼熱の責め苦を受けるとされる世界。
反語は「天国 (イスラーム)」である。
北欧神話
詳細は「ヘルヘイム」を参照
女神ヘルが支配する、名誉の戦死を遂げられなかった者が行く世界。対比されるのは名誉の戦死を遂げた者(エインヘリャル)が行くヴァルハラ。
キリスト教(カトリック)では、天国と地獄の中間に煉獄があるそうです。
wikiの解説です。
煉獄は、天国には行けなかったが地獄にも墜ちなかった人の行く中間的なところであり、苦罰によって罪を清められた後、天国に入るとされる。現行のカトリック教会の教義では、天国は「最高の、そして最終的な幸福の状態」、地獄は「神から永遠に離れ、永遠の責め苦を受ける状態と定義されているが、「天国の本質が神との一致にあるとすれば、それは当然のことだが、人間は必ずしも終始一貫、神に沿って生きているとはいえず、罪を犯すこともあり、そのため死後に神と一致しようとする際には、自分の内にある神と異質なものは清められることになる。これが煉獄であると説明されている。
バクチ解禁法案を強行した張本人たちこそ、地獄・煉獄に墜ちる定めを,思い知るべきでしょう。


17日(日)、晴れ。育休明けで5月から職場復帰した長女と、保育園にようやく慣れ始めた2歳児とが、久しぶりに顔を見せました。
3人の従姉妹達が、代わる代わるに三輪車を押して、女子会を楽しんでいました。











テントウムシも捕まえました。





18日(月)、雨、時々曇り。通勤途上のカーラジオから突如緊急地震速報が流れ,間もなく大阪を中心に最大震度6強の地震発生というニュースを聞きました。午前7時58分と言います。
とっさに,大阪在住の次男一家の安否が気になり,メールをしましたら、一応無事。電車は止まってるが、、。との返事。ひとまず安心しました。
私は,自動車運転中でしたので揺れには気づきませんでしたが、こちらの地方も震度3程度の揺れがあったらしいです。


19日(火)、雨。深夜、妙なタイミングで目が覚め,しばらく目が冴えて寝付かれないのでラジオを点けたところ、NHKの「ラジオ深夜便」が流れてきました。ちょうど、仲代達矢出演の「グスコーブドリの伝記」が始まるところでした。


これについての話題は、回を改めて書きたいと思います。

朝、出かける支度をしているところへ、長女から電話があり、2歳の保育園児が、下痢と発熱で保育園に預けることができず、父ちゃんの実家も今日は都合が悪いので、預けても良いかとの打診。お出かけの予定は、急ぐ用事でもなかったので、一日ベビーシッターに専念する覚悟を決めました。

予想よりは容態は良く、熱もほとんど平熱で、元気そのもの。泣きもぐずりもせず、むしろ大はしゃぎで、一日を過ごしてくれました。

今日はこれにて。

nice!(37)  コメント(6) 

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コメント 6

majyo

いったいアベ総理は何の為にアメリカへ行っているのやら
塩川さんが暴露しなければわからなかった事です。
いま、共産党の質問はすごいですね。
告発者を守ってくれるからでしょう
辰巳コウタロウさんも聞きましたが、予告なしでしたから
答えられないと答弁していましたが、本当の事は予告なしでも答えられます
やましいからでしょう
セガミですが利用するためにアベ総理に近づく
それをわからない大馬鹿ですね

この子等に幸あれと願わずにはいられません

by majyo (2018-06-20 06:37) 

美美

無邪気に遊ぶ子供たちの姿が良いですね。
カジノ法案、成人年齢引き下げ
もう私にはわけがわかりません(^^;
by 美美 (2018-06-20 22:41) 

kazg

majyo様
>告発者を守ってくれるから
そうなのでしょうね。告発者のやむにやまれぬ思いを「リスペクト」し、受け止めて、質問に臨むからこその迫力でしょうか。

by kazg (2018-06-21 22:25) 

kazg

美美様
>もう私にはわけがわかりません(^^;
まったくですね。国民のため,と言う要素をひとかけらも感じません、、、。
by kazg (2018-06-21 22:27) 

momotaro

そうなんですよね、不思議なことは、ほとんどみなトランプかアメリカの意向なんですよね。
こんなことでは、何年たっても日本はよくなりませんよね~

by momotaro (2018-06-23 11:37) 

kazg

momotaro様
>不思議なことは、ほとんどみなトランプかアメリカの意向
まったくです。

by kazg (2018-06-23 19:04) 

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