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清明の十六夜月、の巻 [折々散歩]

涼しさを感じる朝でした。


自転車で小一時間走ってみましたが、汗が噴き出すということもなく、佳い気候になりました。


今日はモズの高鳴きを聞きました。


昼間、珍しく、高一を頭に、小学生2人、保育園児の四兄弟姉妹全員と、ママ、ジジババで、深山公園の水生植物園へ散歩してきました。保育園児は初めてでしたが、山道を自力で歩けました。


睡蓮池は、さすがに花が終わっていましたが、池の小魚たちが子供心を刺激するようです。


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真っ赤なトンボです。ショウジョウトンボ?


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今宵は十六夜(いざよひ)です。


ずっと前、こんな記事を書きました。(刊行中の紙の本「ナードサークの四季(抄)Ⅰに所収)


十六夜の蘊蓄(2013-09-20)


月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月 読み人知らず
この歌には月が8個読み込まれ、八月の月こそ最上だと洒落ています。
旧暦では、七・八・九月が秋で、それぞれ、初秋(ショシュウ)・中秋(チュウシュウ)・晩秋(バンシュウ)、あるいは、孟秋(モウシュウ)・仲秋(チュウシュウ)・季秋(キシュウ)とも呼びます。
ちなみに、中国では、兄弟を年齢の上の者から順に孟・仲・叔・季といいいます。また、男兄弟のみの場合は伯・仲・叔・季といいいます。勢力が「伯仲する」というのは、長兄と次兄の力が互角であることから用いられた熟語です。また、父母の兄弟姉妹を、「おじ」「おば」と呼びますが、漢字で書く場合には、年上の「おじ・おば」を「伯父・伯母」と、年下の「おじ・おば」を「叔父・叔母」と書き分けるのも、ここに由来しています。
「季」は、末っ子のことで、人名でも、文芸評論家の青野季吉(あおのすえきち)の例のごとく、この字を「すえ」と読むのは、この故です。


新暦では約一月遅れて、八・九・十月が秋とされますから、「中秋」「仲秋」は九月。その満月を、「中秋の名月」として愛でる習慣は古くからありました。
ちょうど昨夜がそれにあたり、今年は快晴で見事な月を堪能することができました。

(中略)

一夜経過して、今夜は十六夜。月の出が遅れて、ためらっているように思えることから、「ためらう」という意味の「いざよふ」にちなんで、「いざよひ」と詠みます。
阿仏尼の書いた『十六夜日記』は、女流日記の系譜の中では異色で、所領相続を巡る紛争の解決のために、鎌倉幕府に訴訟を起こし、京から鎌倉まで赴くという道中記です。題名は、10月16日に旅が始まったことから、後世になって名付けられたよし。直接、十六夜の月には関係なかったですね。
明日の十七夜は、もう少し月の出が遅れるので、立って待つから「立ち待ち月」。明後日の十八夜は、さらに遅れるので座って待つ「居待ち月」。続く十九夜は、寝て待つ「寝待ち月」、、、。
「十六夜の蘊蓄」というタイトルに合致するのは、この数行だけでした。失礼。


今日も同じことを書いてしまいそうでしたので、引用で済ませました。悪しからず。


今夜の月はこんな様子でした。


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今夜は、4人の孫が「お泊まり」に来ていますが、道すがら、「きれいな月」と、感心していました。


今日はこれにて。


訂正】いやいや、大間違いでした。確認もしないで知ったか記事を書きました。訂正します。


正しくは、13日が「中秋の名月」、14日は「満月」、15日が「十六夜の月」だそうです。


ですから、上の写真は「満月」の写真になります。


しかも、「今年一番小さい満月」だそうです。


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