春の飛ぶ鳥の巻 [獺祭魚]
カワウソが獲物を岩の上に並べて祝祭を催す故事に倣って、撮りためた写真を並べて楽しむコーナーです。
桜の季節が終わり、青葉の色が日増しに濃くなってきています。
遠山のあちらこちらに山桜が咲き、芽吹きの淡彩色に彩られて山が笑う様を写しています。これもまったく時期はずれになりますので、慌てて、掲載させていただきます。
児島湖越しに、常山を望みます。
「山笑う」景色をバックに、ユリカモメが飛んでいます。
ユリカモメは、別名「都鳥」。『伊勢物語』で、「白き鳥の脚と嘴と赤き」と描写されているなどの蘊蓄は、この記事で書きました。
その時、「カモメのミナサン」などという古いギャグを書いてしまいましたが、映画『トラック野郎』で、故菅原文太さんの相方として「やもめのジョナサン」を演じた愛川欽也さんが、15日、亡くなられたそうです。戦時中、疎開で各地を転々とした子ども時代の経験を踏まえて、いろいろな場面で戦争の悲惨を語り、平和の尊さや憲法9条の価値を訴えておられました。このリンク先の記事に、10年前のインタビュー記事が載っております。
編集部 あえて今の若い人へ伝えたいことは?
愛川 戦後60年、この憲法があったから、日本がまがりなりにも自分の国の利益のために、よその国と戦争をしなかった。侵略もしなかった。だからこそ今、平和ボケと言われようとも、若い人たちがマアマアのんきに暮らせていけているんです。憲法9条はその基本なのですよ。だからこれを無くすのはもったいないし、ずっと大事にしてもらいたい。
戦争というのは、一番弱い者のところに、ダメージを与えるようにできているのです。だから、この憲法による幸せの恩恵についてじっくり考えて、守っていかないと未来は危ないよ、と言いたいのです。
愛川 戦後60年、この憲法があったから、日本がまがりなりにも自分の国の利益のために、よその国と戦争をしなかった。侵略もしなかった。だからこそ今、平和ボケと言われようとも、若い人たちがマアマアのんきに暮らせていけているんです。憲法9条はその基本なのですよ。だからこれを無くすのはもったいないし、ずっと大事にしてもらいたい。
戦争というのは、一番弱い者のところに、ダメージを与えるようにできているのです。だから、この憲法による幸せの恩恵についてじっくり考えて、守っていかないと未来は危ないよ、と言いたいのです。
さて、ところで、この鳥、頭が黒いです。 ホントにユリカモメかしら。
いぶかしく思って調べてみましたら、夏羽に生え替わると、顔が真っ黒くなるんですってね。知りませんでした。
今日のお題は、「飛ぶ鳥」ということで、お次は、飛ぶアオサギです。
続いて、飛ぶ鵜。
なかなかの異相ですが、いつ見ても、エメラルドグリーンの目が印象的です。
お次は、私のブログにたびたび登場するミサゴ。
まずは、上空を高く飛ぶミサゴです。
狙い澄まして、水中にザブンと音を立ててダイビングし、浮かび上がってきたところです。
勢いよく羽ばたきます。
残念ながら、このダイビングでは、獲物を取り逃がしたようでした。
獺祭、日本酒を思い浮かべてしまいます(笑)
by johncomeback (2015-04-18 17:30)
johncomeback様
「幻の名酒」ですね。高名は耳にしておりますが、まだ目にしたことがありません。
by kazg (2015-04-18 19:20)