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困るんです,の巻 [日録]

コロコロ変わると困るんです。


5月13日現在、こんな文章を書いていたんです。


コロナ禍のもとでも,アメリカ追従と大企業優先に終始し,今やるべきことに手をつけず,やらなくていいことを急ぐというアベ政治の倒錯が,外交,暮らし,経済,教育,福祉,医療の全分野にわたって貫かれています。
韓国政府は新型コロナ対策として全世帯に支給する「緊急災害支援金」の財源として,日本円で約795億円の国防費削減する補正予算を決定しました(4月30日成立)。削減対象はF35ステルス戦闘機やイージスシステムの購入費で,来年への支払い延期を米に求めています。
一方,わが日本政府はトランプ大統領から大量購入を要求されて「爆買い」したF35ステルス105機のうちの9機分,配備地が未定のままのイージス・アショア,破綻済みの辺野古基地建設工事など,不要不急の支出は無傷のまま,逆に最も急がれる暮らしと営業への補償や医療体制の充実に向けた緊急支出にはまともに取り組もうとしていません。
そればかりか,今国会では,検察官の定年を65歳に引き上げる「検察庁法改正案」を,どさくさ紛れに成立させようとしています。カジノ汚職事件や河井夫妻の公職選挙法違反事件,「桜を見る会」がらみの疑惑への捜査が進む中,政権に忠実な黒川弘務東京高検検事長(63)を,定年を延長して検事総長に据え,捜査の進展を阻むことで政権の保身を図ろうとの狙いがミエミエです。権力を私物化し,「厳正公平,不偏不党」という検察庁の理念を根底から脅かすこの動きに,急速に抗議の声が広がっています。


この時、「急速に抗議の声が広がった」例として、ツイッター上の動きを資料として付しました。


#検察庁法改正案に抗議します 投稿470万件

検察官の定年を65歳に引き上げ,政権が認めれば定年を超えても勤務できるようにしていいのか-。国会で審議中の検察庁法改正案への抗議の声が,会員制交流サイト(SNS)のツイッターで10日,急速に広がった。「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿は,10日午後10時時点で470万件を超えた。俳優や歌手ら著名人も投稿し,新型コロナウイルス感染拡大の影響で街頭での抗議が難しい中,ネット上でのデモとなっている。

「どのような政党を支持するのか,どのような政策に賛同するのかという以前の問題で,根本のルールを揺るがしかねないアクションだと感じています」。10日午前8時前,人気バンド「いきものがかり」の水野良樹さん(37)が書き込むと,閲覧者による「いいね」が4万件以上ついた。

11時ごろには,歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん(27)も投稿。小泉今日子さん(54)本人とみられる投稿も10日未明から相次いだ。

他に俳優の浅野忠信さん(46)や井浦新さん(45),アイドルグループAKB48元メンバーの秋元才加さん(31),演出家の宮本亜門さん(62)らが投稿。日本では芸能人が政治的な発言を避ける傾向にあるが,フォロワー(読者)の多い著名人の声がうねりにつながった。

法改正案は8日,与党側の強行で衆院内閣委員会で実質審議入り。野党側は,法改正を待たずに黒川弘務東京高検検事長(63)の定年延長を閣議決定したことを問題視し,森雅子法相への質疑が必要と求めたが,与党側が拒否した。法改正されれば政権が人事に介入できるようになり,検察の独立性が危ぶまれている。(東京新聞2020年5月11日 朝刊)

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ところが、事態が刻々変わり、こんな資料も付け加える必要が出てきました。


検察OBがあいついで意見書提出
五月一五日には、松尾邦弘元検事総長、清水勇男元最高検検事の二人が代表して、 「心ある国民すべてがこの検察庁法改正案に断固反対の声を上げてこれを阻止する行動に出ることを期待してやまない」などとする検察OB一六人連名の意見書を法務省に提出。これにつづいて、一八日、東京地検特捜部経験者の検察OBら有志三八人が、「今回の法改正は、失礼ながら、不要不急のもの」「将来に禍根を残しかねない今回の改正を看過できない」などとして、再考を求める意見書を提出しました。
松尾元検事総長らによる意見書の一部抜粋
「本年二月一三日衆議院本会議で、安倍総理大臣は『検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした』旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ一四世の言葉として伝えられる『朕は国家である』との中世の亡霊のような言葉を彷彿とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性を含んでいる。」
「検察が萎縮して人事権まで政権側に握られ、起訴・不起訴の決定など公訴権の行使にまで掣肘(せいちゅう)を受けるようになったら検察は国民の信託に応えられない。正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない」
「黒川検事長の定年延長閣議決定、今回の検察庁法改正案提出と続く一連の動きは、検察の組織を弱体化して時の政権の意のままに動く組織に改変させようとする動きであり---看過し得ないものである。」


そうこうするうちに、法案強行に固執していたアベちゃんも,今国会での成立を断念。というニュースが流れましたので、後半部にこんな書き換えを試みました。


権力を私物化し、「厳正公平、不偏不党」という検察庁の理念を根底から脅かすこの動きに、急速に抗議の声が広がり、ついには今国会での成立を断念させました。


これでおしまいにするつもりだったのですが,今日のニュースでは,黒川サン、ステイホームの切迫状態下で、賭け麻雀やって辞任ですって。開いた口が塞がりません。もう原稿は提出しちゃったし、やってられません。こっちの身にもなってよ、、、.と言いたいところですが、検察庁法見送りも、黒川辞任も、歓迎です。「見送り」じゃなくて「廃案」、賭け麻雀によってではなく,国民的な反撃によって辞任、となって欲しかったですけれども。


収穫の季節です。


新玉ねぎは、良い出来でした。写真に残していません。


サヤエンドウは,長く楽しめましたが、もう終わりました.これも写真を残していません。


ソラマメが採れ始めました。これは写しておきました。


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庭のマルベリー(食用桑の実),立派に実りました.甘いです。


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コロナの時期、出かける先もないので、畑仕事で気を紛らわしています。ジャガイモが良い感じで育っています。ニンニクも収穫時期が近そうです。トウモロコシ、スイカ、ズッキーニ、カボチャなどの生育も期待できそうです。いつもの年より少し早いですが、サツマイモも植えました。畑作業に、孫たちを誘っても,付き合ってくれません。そうこうするうちに,今日から学校再開(帰りは早いですが)。徐々に日常が戻るといいですが。


今日はこれにて。


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コメント 6

ちょんまげ侍金四郎

しかし、「類は友を呼ぶ」とはよくいったものですね。
安倍さん筆頭に、山口敬之さんやら黒川弘務さん、そうそう籠池さんだって最初はお仲間だったに、火の粉が飛んできそうになったらバッサリ切り捨てて、あ!加計孝太郎さんなんてのもいましたね(笑)
by ちょんまげ侍金四郎 (2020-05-22 09:44) 

八犬伝

お笑いの結末でしたね。
しかし、安倍の周りに寄りつく人間というか
重宝したがる人間は
ロクな奴がいませんね。
by 八犬伝 (2020-05-22 15:36) 

momotaro

更新がないのでどうかされたのかなぁ?
ちょっと心配しておりました。
そうですか、事態がめまぐるしく変わるので、タイミングを失しておられたのですね。
その結果、事の顛末を見届ける素晴らしいページができたというわけですね!
nice NICE ナイスです!
by momotaro (2020-05-22 23:22) 

kazg

ちょんまげ侍金四郎様
そうですそうです。覚えきれないくらい,次々出てきましたね。判で押したように,おんなじパターン。あきれてしまいます。
by kazg (2020-05-23 21:02) 

kazg

八犬伝様
レベルの低さを競い合ってるのか、という感じですね。世界の皆様に知られるのが恥ずかしいですが、、、
by kazg (2020-05-23 21:05) 

kazg

momotaro様
ご心配いただき、恐縮です。
あまりにもめまぐるしくて、ついて行けませんね。
by kazg (2020-05-23 21:07) 

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