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霧が晴れた!の巻 [折々散歩]

頭の中に霧がかかって、もどかしい思いをすることが多くなりました。


熟知している方なのに、そのお名前が思い浮かばないこと、などしょっちゅうあります。また、著名な俳優、歌手、芸能人などは言うに及ばず、何冊も読んだはずの作家名や作品名なども、深い沼の底に沈んだまま、浮かんできません。鳥や花の名なども、同様です。


昨日の記事で「これなあに?」とお尋ねしたこの花も、ごくごくぼんやりと、名前がわかりそうな感じはあるのですが、どうしてもくっきりとした形をなしません。早々に諦めて、昨日のような記事にした次第です。


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これにたいして、gonntan様が寄せてくださったコメントで、すっかり霧が晴れました。そう言えば、以前も調べたことがあるゾ、と思って確かめてみるとこんな記事を掻いたことがありました。


ちょっと来い ちょっと来いとて 藪のなか(2013-09-22)


これは、イヌサフランの花。「薬草園」に栽培されています。
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この時調べて、イヌサフランだと思ったのでした。


ウィキペディアにはこうあります。


サフラン番紅花咱夫藍洎夫藍洎夫蘭Crocus sativus: saffraan、: saffron、: safran)はアヤメ科多年草およびそのめしべを乾燥させた香辛料をさす。イラン原産とされるが諸説あり[3][4]地中海の島で発掘された壁画によると、青銅器時代から栽培されたと考えられる[5]

概要[編集]

別名薬用サフランと呼んで、同属植物で観賞用の花サフランクロッカス)、アルカロイドコルヒチンを含むイヌサフラン科イヌサフランと区別する(国立健康・栄養研究所のサイトよりイヌサフランの項目参照)[6]

(以下略)


「イヌサフラン」は園芸品種で、花の写真を見ても大変よく似ていますが、こんな違いがあるそうです。『園芸相談センター』過去ログより引用させていただきます。(https://log.engeisoudan.com/lng/200709/07090245.html


クロちゃん 2007/09/29(土) 10:47:19
パエリアに入れる‘サフラン‘が高価なので栽培しようと球根を買いました。
ところが、‘イヌサフラン`というのがありこれは毒性があるらしいのです。
ラベルには‘サフラン`とあるので大丈夫とは思いつつ、やや不安です。
決定的な見分け方があると安心なのですが、どなたかご存知の方お教えください。


Katsu 【東北】 2007/09/29(土) 15:10:04
サフランはクロッカスのなかまで、葉や花はそっくりですが、花が紫色でやや大きく、おしべが赤く、めしべが黄色で長いので、よくわかります。葉はクロッカスと同じでやや大きい緑のとがった細い長い葉でまんなかに白い筋が一本はいっています。
コルチカムはピンクや白のユリや彼岸花科の植物らしい花形で、花が咲いているときには葉がないというのが、すごい特徴です。花が終わってから大きなごつい葉をだして、茂ります。
花も葉も違うので、まちがえることは無いと思いますが、ご自分で画像でお確かめください。ご自分の目で鑑別なさることです。
パエリヤにいれる目的でサフランを栽培すると、結構大変と思います。なかなか次の年は咲いてくれないのです。


Katsu 2007/09/29(土) 15:38:22
すみません。イヌサフランはコルチカムのことです。
これで、納得されるかもしれませんね。コルチカムとサフラン、、、違うでしょ?


Sub-Rosa 【関東】 2007/09/29(土) 16:06:10
有毒植物スレのイヌサフランの欄をコピーペーストしておきますので
御参考になさってください。
【イヌサフラン】Colchicum コルチカム ユリ科
コルヒチンの名の由来はアルメニアの古い都市コルキス(Colchis)とされています。
和名にサフランとは尽きますが、食用にするアヤメ科クロッカス属のサフランとは別物で、
花も良く似ていて間違えやすく、サフランとの誤食による事故が後を絶ちません。
赤いめしべが特徴の アヤメ科クロッカス属の「サフラン」の花
http://www9.plala.or.jp/mosimosi/flower/s/sahuran.htm
めしべにこれと言った特徴の無い ユリ科「コルチカム」の花
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/korukikamu.html
また、この植物から取れるコルヒチン(アルカロイド系)と言う薬は植物の細胞分裂に
影響を与えて倍数体にする作用があり、種無しスイカの種を作るさいに役立ちます。
また、通風発作に対して特異的に疼痛、発赤を緩和するために通風の薬とされますが、
その一方で、毒性が強くアルカロイド系の毒性があります。
葉はギョウジャニンニクに似ていて、誤食による死亡例もあります。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/plants/a-crocus.html
ヤサシイエンゲイのコルチカムの育て方にはこのように書かれています。
>コルチカムの球根や種子にはコルヒチンという毒性のある成分が含まれています。
>誤って食べてしまった場合、吐き気、腹痛、呼吸不全などの症状を起こします。
>医学では痛風の発作を抑える薬として利用されておりますが
>当然素人が手を出してよいものではありません


赤いめしべに特徴がある、花が咲いているとき、葉も見える、という点から、これはイヌサフランではなく、確かにサフランの花だとわかりました。


サフランと言えば、こんな記事を書いたこともありましたよ。


今日のパエリア(2015-02-17)


今日のパエリアは、いかにもパエリアという、サフラン色の一袋。

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シーフーズも少々入りました。

米と水と具材を入れて、ぐつぐつ煮ます。

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できあがり。ちょっと水っぽい仕上がりですが、美味。

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ワインも娘夫婦のスペイン土産。

いろんな場所で記念撮影。

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窓の外は夕陽。

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熱帯魚をバックに。

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娘夫婦の新婚旅行先のスペイン土産でした。コロナの今、遠い国になってしまいました。


さて、昨日の朝は、「鼻をつままれてもわからない」ほどの濃霧でした。


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稲の刈り株も霧の中。


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散歩道の柿も霧の中。


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カモたちも霧の中でした。


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昼間は晴れて上天気。保育園児の強請に負けて、車で20分ほどの公園へ行きました。前日の土曜日も、下見に行ったのですが、小雨の中でしたので、人影はまばら。遊具もほとんど独り占め状態でした。


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昨日の日曜日はうって変わって快晴になり、大勢の人出で、遊具は遠慮するしかない状態でしたが、広い公園を走り回って満足のようでした。


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非純正のレンズフードのせいで、広角側がケラレます。


公園の樹木が、すっかり色づいています


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池のコガモ。くっきり明るく写りました。


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今日はこれにて。


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gonntan

勉強になりました。
今日のTVではお隣の豊後竹田市で
サフランの収穫が始まったとありました。
収穫高は日本一らしいですよ。
お孫さんのお守りも大変でしょうが
楽しいでしょうね。
by gonntan (2020-11-10 19:59) 

kazg

gonntan 様
豊後竹田市---そうなのですか、サフランを購入する機会があったら、産地を確かめてみたいと思います---。
孫、だんだん大きくなると、、手がかからなくなるのですが、張り合いもなくなりますね、幼児の頃が、やっぱり面白いです。
by kazg (2020-11-10 22:43) 

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