まだまだしつこく「雨の後楽園を憶う」ノダ、の巻 [折々散歩]
麦の穂が日に日に熟していきます。
5月18日の麦畑。まだ青い部分があります。
こちらはまだまだずいぶん青く、麦の種類が違うようです。小麦かな?
5月22日(土)の朝です。
そして、昨日5月23日(日)の朝。
麦畑をかすめるようにツバメが飛びます。
かくれんぼして遊ぶスズメ。
麦畑といえばヒバリです。
空高く舞い上がってけたたましく囀るヒバリ。
昨日は、余りの快晴で、夏日を記録しましたが、きょうは昼前から雨。「梅雨冷え」でふと寒さを感じると、すわ体調異変かと心配してしまうのは、ご時世ですな。
田舎の老父は先週、コロナのワクチン接種を済ませ、妻は今日行ってきました。父はかかりつけ医で、スムーズに予約でき、妻は私がネット予約のお手伝いをしました。私はというと、予約受付開始日を2・3日過ぎてネットで探ってみると、ちょっと出遅れたせいで、少しでも受診履歴のある医療機関は軒並み予約不可の×印が表示されています。慌てて先を争うほどの意欲は持ち合わせていませんが、いざ選択肢が狭まってくると、ちょっと焦ります。ダメ元で、かかりつけ医に電話してみると、ネット予約には対応してないが電話予約OKということで、ホッとしました。ただし、一回目が7月2回目が8月の予約で、7月いっぱいに接種終了という政府のアナウンスからすると、遅かりし由良之助です。未だにパラ・オリを断固実施と言い張っているお偉方に聞きたい。優先だという高齢者の接種でさえこの状態、活動力旺盛な若者達を、無防備のまま、海外のお客様達と接触する場にさらすのは、どんな神経に基づく英断なのでしょうかねえ?
くどいですが、野外の空間である後楽園は、休園が続いています。そして、HPにはこんなお知らせが掲載されています。
茶つみ祭<2021年は中止となりました>
更新日:2021年04月30日
新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえ、5月16日(日曜日)に開催する予定でした「茶つみ祭」は中止することとしました。
御理解と御協力をいただきますようお願いいたします。
茶つみ祭というのはこんなイベントです。{後楽園
HPより引用)
5月/第3日曜日「茶つみ祭(ちゃつみまつり)」
午前10時30分~、午前11時30分~、午後1時30分~ 各回20分程度
昭和31年から行われている行事。
岡山県の茶処、美作市海田の茶摘み踊り保存会の皆さんによる、昔ながらの茶つみと茶つみ踊りをご覧いただきます。
紺がすりに赤だすき、手っ甲脚絆に姉さんかぶりの茶つみ娘が、茶の新芽をひとつひとつ丁寧に摘み取っていきます。茶つみ体験もできます。
茶摘みの歌が思い起こされる行事ですね。
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠
岡山県立図書館「デジタル岡山大百科」掲載の動画をお借りします。
私も、以前、たまたま巡り合わせでそのイベントが行われているさなかに後楽園を訪れたことがあります。大勢のカメラマンさんが、カメラを向けている一大イベントでしたが、ちょっと個人的事情から気後れして、写真は残しておりません。「個人的事情」といいますのは、実は、「岡山県の茶処、美作市海田(かいた)」というのは、私の郷里のすぐ近所なのです。しかも、そこは、私の叔父母(既に故人ですが)が住んでいて、従弟妹もいました(今は土地を離れていますが)ので、子ども時代良く泊まりがけで遊びに行った土地なのです。私の学生時代、そこに泊めてもらって、母校まで教育実習に自転車で通ったこともあります。
「茶つみ踊り」を演じる「娘さん」達も、多くは母校の後輩たちであろうかと思われて、趣味の写真の被写体とするには、余りに身近すぎて面はゆく感じられたのでした。
その「茶つみ祭」が行われるのは、下の地図の⑬「茶畑」です
こんな過去記事で、触れたことがあります。
時雨るるや後楽園は緋も新た
見上げるほどの柿の高木に、見事に色づいた柿の実が鈴なりです。その下の建物は、「新殿」または「新御殿」と呼ばれる高床式の建物です。
手前の綺麗に刈り込まれた低木は、茶の木です、ちょうど可憐な花が咲いていす。
⑮「沢の池」は、後楽園らしい眺めの代表のように、私のブログでもしょっちゅうご紹介する場所です。
沢の池には、3つの島、中の島、御野島、砂利島があります。中の島には、島茶屋が建ち、小さな木橋が架けられています。
木船が係留されているこの『和』の風景も格別です。
後楽園案内のにわかシリーズ、ひとまずこれで終わります。おそらく、またまた話題にすることもありましょうが、それまでしばらくお休みです、今日はここまで。
麦畑は、風情があって懐かしいです。しかもひばりや雀が加わって。
今や当地では全く見られません。稲田がほとんどです。
by beny (2021-05-25 10:25)
beny 様
昔は、米の裏作として、麦飯用のハダカムギをどの農家でも作っていたように思いますが、見かけなくなって久しいです。いま、私の居住している地域では、ビール会社と提携してビール麦を栽培しているところが多いようです。
by kazg (2021-05-25 18:39)