SSブログ
<

いよいよ、カモカモエブリバディ.の巻 [Nature]

こんな記事を書いたのは、去年の今頃でした。


またまたカモカモエブリバディ、の巻(2020-11-05)


うまいタイトルを思いついたと思ったら、2番煎じでした(汗)

カモカモエブリバディ、の巻(2020-02-02)

自宅近くの用水路に、今年もコガモが姿を見せてくれています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(後略)

いやそれどころか、もっと古い記事にも、、、。

小春日の出会い、の巻(2017-11-28 )

いつものように、コガモの群れが小川に寛いでいます。

            (中略)

カモカモエブリバディ、などと寒いシャレを口走ったりしています。

これはまずい、もっと斬新なタイトルはないかと頭をひねるうちに「カモン ベイビー ---」はどうだろうと思いついて悦に入っていたら、実は前掲のカモカモエブリバディ、の巻の記事への、momotaro様のコメントに

>カモンベイビーアメリカなんて変な歌が流行ってましたけど
>カモン鴨、鴨、鴨
>の方がいいですねぇ!

といただいておりました。そんなこともすっかり忘却の彼方でした。なさけない、、、。


まったく二番煎じです。


二番煎じといえば、こんな記事も書きました。


五番煎じの半夏生、の巻(2017-07-02)


それにしても、時々過去記事を見ていると、二番煎じ三番煎じが重なり、ネタ切れ状態を痛感するところです。
「二番煎じ」で思い出しましたが、落語の題材にありますね。火事は江戸の華といわれるように、大火が絶えないので、商家のだんな衆が交代で、火の用心の巡回をします。ウィキペディアから、あらすじの引用です。

 (前略)厳しい寒さに耐えかねて横着をきめこみ、手を出したくないので懐の中で拍子木を打ったり、冷えた金棒を握りたくないので紐を腰に結わえて引きずって鳴らしたり、提灯を股ぐらに入れて暖をとったりする。「火の用心」の掛け声を試行錯誤しているうちに謡のようになり、新内節のようになり、端唄をうたっていくうちに、遊び自慢の雑談になってしまう。
組が交替となり、最初の組が番小屋で火鉢を囲んで暖をとっていると、ひとりが栓をした一升徳利(ふくべとも)を出してくる。中には酒が入っており、皆に勧める。夜回り中の飲酒は禁止されていたが、「これは風邪の煎じ薬だ」と皆でうそぶき、燗をしてこっそり飲む。「苦い風邪薬の口直し」としてししの身、味噌、焼き豆腐、ネギなどが用意され、しし鍋を作るに至り、即席の酒宴になる。
その時、番小屋を管轄している廻り方同心が、外から小屋のにぎやかな声を聞きつけ、「番! 番!」と呼ぶ。酔っ払った旦那衆は最初「野良犬が吠えている」と勘違いしたが、戸を開けると侍だったために大きくあわてる。旦那衆のひとりは火鉢の鍋の上に座って鍋を隠すが、酒は隠しきれず、同心にただされる。旦那衆のひとりが「これは酒ではなく、煎じ薬だ」と言うと、同心は「身共もここのところ風邪気味じゃ。町人の薬を吟味したい」と言って酒を口にし、「うむ、結構な薬だ。もう一杯ふるまわんか」。結局同心は鍋も目ざとく見つけ、鍋も酒もすっかり平らげてしまう。旦那衆が「もう煎じ薬がない」と告げると、同心は、
「しからば、いま町内をひと回りしてまいる。二番を煎じておけ」


 


さはさりながら、今日の記事では、どうしてこのタイトルが捨てられません。


というのも、NHK朝ドラが、今日から新しいお話に変わりました。


nhkcome


NHKのサイトから少し引用します。


https://www.nhk.or.jp/comecome/


【物語】
1925〔大正14〕年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店徒iにある和菓子屋で、女の子が生まれた。名前を安子(上白石萌音)という。あんこの甘い香りに包まれたあたたかい家庭に育った安子は
、ずっと家族との幸せが続くことを願ったやがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に 舞い降りる。
けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるうジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。(以下略)


確かに、1925〔大正14〕年といえば、こんなできごとが続いた年でした(wikiより抜粋)


1月3日 - イタリアのベニート・ムッソリーニが独裁宣言。
2月19日 - 政府、衆議院に治安維持法案を緊急上程。
2月20日 - 国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)再建。
4月22日 - 治安維持法公布。
5月1日 -活動写真フィルム検閲規則、内務省令で発令。
5月5日 - 普通選挙法公布。25歳以上の男子に選挙権付与。
5月30日 - 上海で五・三〇事件。
6月2日 - 五・三〇事件対応のため日米伊の陸戦隊が上陸。
7月18日 - アドルフ・ヒトラー『我が闘争第1巻』公表。
7月31日 - 加藤高明内閣、内閣総辞職。辞表を奉呈。
8月2日 - 加藤内閣、憲政会単独で組閣
9月18日 - 帝国議会議事堂全焼。
11月9日 - アドルフ・ヒトラーを保護する組織としてナチス親衛隊設立。
12月1日 農民労働党結成、即日結社禁止。


翌年大正が終わり、戦争三昧の昭和へと進んでいく時期ですね。現在94歳で、一月ほど前から入院中の父が、植民地だった朝鮮北部で生まれたのも、昭和の初めのちょうどこの頃でした。そして、終戦を迎えるのが18歳の頃。書きかけの「自分史」のメモにその頃の記事があることを、留守中の部屋を整理していて見つけました。  


さて、朝ドラの話題に戻ります。NHKのサイトからの引用を続けます。


【タイトルに込めた想い】

かつて終戦直後の日本を席けんした平川唯一(ひらかわ・ただいち)講師のNHKラジオ英語講座・通称
「カムカム語」のオープニング曲のタイトルです。「証誠寺(しようじょうじ)の狸囃子(たぬきばや
し)」のメロディーにのって、「カム♪カム♪エヴリバティ♪~」の歌が始まると日本中の子どもからお年寄りまでくぎづけになり、明るい声に励まされました。そこには。戦争の重苦しい日本を「明るくしたい」という平川講師の願いが込められていました。「カムカムエヴリバティ」の合言葉は、今を生きる私たちの未来をも切り開くパワーワードになる!と願いを込めて、タイトルにしました。


【平川唯一さんについて】

1902〔明治35〕年一1993【平成15】年.
岡山県上房郡津川村〔現在の高梁市〕出身。終戦後ま
もなく放送されたNHKラジオ英語講座「英語会話」(1946-1951)、通称「カムカム英語」の人気講師で「カムカムおじさん」と呼ばれていた。戦後の日本を明るくしたいという願いがこめられたラジオ英語講座「カムカム英語」は、証城寺(しょうじょうじの狸囃子(たぬきばやし)」のメ ロディーにのせたオープニングで人気を獲得し、ブームの火付け役ともなった英語遊び(家族の情景を描いた英語ラジオドラマ)で英語を楽しく学んだ。全国でファンクラブが設立され、日本中に英語ブームを巻き起こした。


郷里にいささか縁がある物語ですので、なりゆきが見守られます。


ところでこの作品、藤本有紀さんの作。


【プロフィール】 連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007)に続き、連続テレビ小説2作品目の執筆となる。近松門左衛門の傑作誕生秘話を描いた木曜時代劇「ちかえもん」(2016)で第34回向田邦子賞を受賞。その ほかNHKでは、大河ドラマ「平清盛」(2012)、土曜ドラマ「夫婦善哉(めおとぜんざい)」 (2013)、土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」(2017)など多数執筆。近作に8Kスベシャルドラ マ「浮世の画家」(2019)がある。


思い返せば「ちりとてちん」は、私にとっては、この年、脳動脈瘤手術のために入院していた病院で毎日見ていた「朝ドラデビュー」の作品です。そのあたりの事情はこの記事に書いていました。


早とちり、知ったかぶりは掻き捨てに、の巻(2015-06-03)


「早とちり、知ったかぶり」は、落語の世界でも定番中の定番でしょう。
「早とちり」の最たるものは『粗忽長屋』。浅草観音前で行き倒れになっている死体を見て、長屋の熊五郎だと早とちりした八っつあん。早速長屋に飛んで帰り、みんなに知らせます。当の熊さんにも。
熊さんは、「人違いだ。俺は生きている」と反論しますが、八っつあんに「粗忽者だから自分が死んだことにも気が付かないんだ」などと諭されて、納得。自分の死体を引き取りに八っつあんに付き添われてへ向かいます。
死体を検分した熊さんは「これは間違いなく俺だ」と主張して、周囲の人があきれて止めるのも聞かず、八っつあんと二人で死体を長屋に運ぼうとします。
シュールで可笑しいのはこのセリフ。
「抱かれているのは確かに俺だが、抱いている俺は一体誰だろう?」
「知ったかぶり」といえば、江戸落語では『酢豆腐』、上方落語では『ちりとてちん』。いつも知ったかぶってお高くとまった若旦那に、腐って酸っぱくなった豆腐を「珍味」とだまして食べさせるという、同趣旨の噺です。
この記事この記事に内容の詳しい紹介があります。
『ちりとてちん』は、同名のタイトルでNHKの朝ドラになりました。NHKのこのサイト や、wikipedia のこの記事参照。
ところで、ちょうどこの朝ドラが放送されていた頃、私は脳動脈瘤手術のための入院で、ベッド生活をしておりました。思えば、わたしの「朝ドラデビュー」はこのドラマでした。


そう言えば、柳家小三治師匠(十代目)が最近亡くなられ、その追悼番組などで、『粗忽長屋』の一幕が彼のオハコとして紹介されるのもゆかしい限りです。


とりとめもなく話がわき道にそれます。


カモにちなんで、自然環境体験公園のカルガモを載せます。


kargam01


kargam02


父の入院やら、総選挙やらで、季節の推移を味わういとまもなく日が経ちました。


総選挙は、安部=菅内閣への審判は肩すかしでかわされて、海のものとも山のものとも知れぬ岸田化粧直し内閣を、判断材料も示さずに採点せよとの奇襲の無理難題。さすがにTVや雑誌を騒がした失言居士や非行人士はしかるべく淘汰され、余りにも人をおちょくった甘利幹事長は相応しい審判を受けましたが、全体としては、思いもかけぬ自民党の「絶対安定多数」獲得とは、何という冗談か?加えて、政権与党公明党の議席増と、さらにはれっきとした補完勢力「維新」の4倍化躍進とは、目を疑いますなあ。改憲志向、民主主義抑圧が骨身にしみこんだスタンドプレイ政党の、どこが人心を掴むのでしょうか。解せませぬ。


事ほど左様に、人生不可解!いや、人の世は不可解ですなあ。


ですが、行きつ戻りつの紆余曲折はありつつも、歴史の歯車は、呵責なく前へ進むのに違いありません。宮本百合子が「八月十五日の正午から午後一時まで、日本中が森閑として声をのんでいる間に、歴史はその巨大な頁を音なくめくったのであった」(「播州平野」)と厳かに書き留めたように、非道と暴虐に圧倒し尽くされているかに見える時代も、音なくページをめくられる時を迎えるに違いありません。


現に、前例のないような気候変動のもとでも、例年のように、少しずつ紅葉が進んでいます。


K1IM1659


K1IM1705


K1IM1660


K1IM1708


K1IM1711


ガマズミの実も赤く熟しています。


K1IM1707


ジョウビタキを見るようになりました。


K1IM1700


jobi1


job2


job3


今日はこれにて。


nice!(26)  コメント(4) 

nice! 26

コメント 4

八犬伝

いやあ、本当に残念です。
そして予想をはるかに上回り
自民が減速せず、維新ばかりが増え
なんかなあ
どうしてこうなるのか
がっかりです。
by 八犬伝 (2021-11-02 21:45) 

kazg

八犬伝様
>がっかりです。
まったくですね。
「民度」の水準向上が切望されます。なにより、人々の政治判断の基礎においても、日常の行動の基本においても、事実(ファクト)や科学的知見、論理的志向などがもっともっと重んじられる社会であってほしいのですが、、、。
by kazg (2021-11-03 17:42) 

momotaro

まったく、あんな政治でも容認しちゃうんですね、日本人の多くは。
「つまんねえ」結果でしたね!
by momotaro (2021-11-04 17:22) 

kazg

momotaro様
おっしゃる通りです。
そして貴ブログに寄せられた多くの皆様のコメント、それぞれ同感です。もっと痛い目を見なきゃわからないのか?と乱暴な言葉を投げたくなりますね。

by kazg (2021-11-06 16:52) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

金木犀と秋桜、の巻ドジ、の巻 ブログトップ

フォト蔵にアップしている私の写真はこちらです。

写真販売サイトにも画像を掲載しています。
写真素材 PIXTA


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。