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おもしろうてやがてかなしき花火かな [家族]

夕方、庭で花火をするというので、孫が招待してくれました。
帰りが不規則なパパ・ママと一緒に、揃って花火をできるというのは、盆休みなればこそ。
競い合うように次から次に手花火に火をつけて、両手持ちをも楽しみます。
おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな 芭蕉 をもじって、
おもしろうてやがてかなしき花火かな では、安直すぎますか。
打ち上げ花火も、轟音一発、空一面を彩って大きく花開いたあとの闇と静寂が、もの悲しさを募らせますが、線香花火の刹那の美こそ、「あはれ」の極と思えます。
何度も試みますが、なかなかカメラに納めることは難しいですね。
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手花火の子らさざめいて路地の宵
手花火の煙の匂い懐かしき
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背を向けておのが花火に見入りたり
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