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果てなきマクロの珍冒険 [趣味]

朝露の写真を撮ったカメラは、三台。最近常用しているpentaxk5Ⅱ+PENTAXDA55-300のコンビと、OLYMPUS E420+zuiko35mmMACRO。そして今日は、リバースアダプターで広角レンズを逆向きに装着するという「裏技」を、通常の散歩スタイルにできないか、実験してみたのです。
これを思いついたきっかけは、いつも目につくところに、一台故障レンズが転がっていて、もう一度活用できないかなどと考えていたところに、マクロ撮影の話題を書いたりしたので、ふと思いついたのでした。
このレンズは、OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6。フォーサーズシステムの廉価版標準レンズで、何の変哲もないありふれたものですが、小さくて軽く、写りも気に入っていました。確か、5000円前後で中古品を買ったもので、e420を持って出る時には、いつも一緒に連れて行ってもかさばらないので、重宝していました。
最近まで現役だったのですが、ある時、散歩中にカメラが落下、丁度このレンズの先端が地面に激突し、カメラとの接合部(マウント)が割れて、分離し、ごろりと転がってしまいました。軽量コンパクトの陰には、マウントのプラスチック化が避けられず、このようなとき痛い目を見るのですね。
zuikohyojunzooom.jpg

マウントが壊れても役立つ方法はないかなと考えて、ふとひらめいたグッドアイディア。逆さに着ければマクロ撮影が可能だ。というわけで、ここ何日か、道具箱を探して、「リバースアダプター」を見つけだしました。幾種類か持っていたはずですが、見つかったのは、フォーサーズマウント用の、フィルター径49mmレンズを装着するサイズのもの。
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm  は、フィルター径が58mmですが、それは変換リングを装着すればよいので、無問題。PENTAX用のリバースアダプターが見つかれば、最近休憩中のカメラに使ってみるところですが、あいにくフォーサーズ用です。となると、E420はニューレンズで使いたいので、軽くてコンパクトをコンセプトにするなら、マイクロフォーサーズのE-PM1に、フォ-サーズ→マイクロフォーサーズマウント変換ダプタを使って装着してみよう(ああややこしい)というわけで実験!
だめだ! 最近のレンズには絞りリングがなく、露出調整はカメラ側の信号で制御するらしく、レンズは最大に絞られたまま。これではとうていマニュアルフォーカスでピントを合わせるなど無理。あきらめました。
で、探し出したのが、絞りリング付きの広角レンズで、まずまず明るくてコンパクトなものといえばこのm42マウントのメーカー不明の28mmオールドレンズ。ネットオークションで手に入れ、少しだけ使ってお蔵に入っていました。28mmという焦点距離は、35mmフルサイズカメラなら広角ですが、APS-Cサイズでは変哲のない画角になりますし、おジャンクカメラなりの写りですので。
このカメラのマウント部の一部に、何やら銀紙のようなものが目に入るのは、pentaxAFADを使用して、マニュアルレンズをAF化するには、信号接点部をショートさせてやる必要があるため、アルミテープを貼っているのです。(マニアック?)
リバースアダプタ.jpg

このシステムでの撮影画像は,前項を参照願います。
今ひとつ眠い絵が多いので、多少なりとも改善がはかれるか、PENTAX純正のマニュアルレンズSMCPENTAX m50mm f1.4を使ってみました。
m50.jpg

作例です。
P830901720130830_0007.JPG

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白玉か何ぞの露に朝日かな [折々散歩]

白玉か何ぞと人の問ひしとき露と答へて消えなましものを(伊勢物語第六段)
白玉は真珠などの白い宝石。
主人公の男が、恋しくてたまらない女を密かに連れ出して逃げる途中、夜道に白く輝くものが見えました。女は「白玉かしら?何なの?」と男に尋ねますが、追っ手を警戒する男は、女に答える心の余裕もなく、夢中で先を急ぎます。
ようやく荒れた蔵を見つけ、女をその中にかくまって、自分は戸口で寝ずの番をしながら夜明けを待ちます。ところが、その蔵は、なんと、鬼のすみかだったのです。
女が「あなや」(あれえ!)とか細い悲鳴を上げても、折柄の雷鳴の響きにかき消され、男の耳には届きません。やっと夜明けを迎え、蔵の奥をさぐっても、女の姿はありません。
地団駄を踏んで泣きながら、男は、「こんなことになるのだったら、あのとき「露ですよ」と答えて、自分も露のように消えてしまっていたらよかったのに。そうすれば、最愛の女を守ることもできずに失い、自分だけが後に取り残されて悲しい思いをするようなことも、なくてすんだのに」と、嘆くのでした。
今朝も、稲の葉には露が一杯。そこに、朝日が煌めいています。
望遠ズームではこうなります。最望遠(300mm)で、ほぼ最短撮影距離。
up_IMG8948.jpg


マクロレンズだと、もう少しアップになります。(トリミングなし)
upP830735620130830_0101.jpg

upP830736320130830_0108.jpg

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今朝のお遊び。リバースアダプタを使って、広角レンズを逆付けすると、よりクローズアップになります。
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upP830889720130830_0206.jpg

ただ、手持ちのレンズの性能が、いまいちなのと、マニュアルフォーカスでピントを合わせるのが、ひどく難しく、歩留まりが低いのが難点です。
この遊びについてのトホホな話題は、別項で。
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